台所などから覚醒剤検出 資産家男性死亡
和歌山県田辺市の資産家男性を覚醒剤を使って殺害したとして元妻が逮捕された事件で、台所などから覚醒剤が検出されていたことが分かりました。
急転直下の逮捕から一夜明け、先ほど、須藤容疑者の身柄は検察庁に送られました。捜査関係者によりますと須藤容疑者は、事件前に覚醒剤の密売人と接触していたことが携帯電話の位置情報などから分かったということです。
先ほど送検された須藤早貴容疑者は、3年前、和歌山県田辺市の会社社長・野崎幸助さんに致死量を超える覚醒剤を摂取させ、死亡させた疑いがもたれています。
警察は、須藤容疑者が口から覚醒剤を飲ませたとみていますが、新たに、殺害現場とみられる自宅一階の台所や掃除機から、微量の覚醒剤が検出されていたことが分かりました。
二人を知る地元の飲食店店主「(須藤容疑者は)田辺市の子と違ってあか抜けている。ちょっときつい子ではあるなと思った。二人の仲は冷え切っていたと思う」
野崎さんと須藤容疑者は事件の3か月前に結婚したばかりでしたが、「離婚の話」が出ていたことがわかっていて、警察は殺害の経緯を調べています。by結城洲央